CAAC入学式

2021年9月15日

CAACは「中部大学アクティブアゲインカレッジ」の略称です。様々な年代の方に学び直しの機会を持っていただき、充実したライフプランを築くことを目的とした講座です。今年度は10名の新入生が入学式を迎えました。式終了後に特別講演が開催され、私が講師としてお招きをいただいたのです。受講生の方に加えて、研究生として引き続き残られている方々も参加されました。

 

講演内容は「みんなでシェアする社会に~全ての人が輝くために~」と題してお話しました。幼稚園教諭として、障がい児との出会いから学んだことやNPO法人との関わり、子育てと仕事の両立、働く女性の思い、周囲からのサポートが必要等、自らが体験してきたことがその後の議員活動の基盤になったことや現場の声を届ける大切さを実感したことを話しました。

 

議員になってからは、ジェンダーギャップに悩んだこと、先輩議員との確執、役職を受ける責務の重さ、県議会議長までの道のりをお話ししました。女性議員としての苦労はありましたが、女性議員だからこそ取り組めた不妊治療の補助、DV対策、幼児教育無償化に向けての働き等に加え、全国都道府県議長会での「出産に関する議会会則明文化」へ向けての活動も併せてお話しました。

 

また今年の夏、自分自身も幼稚園教諭免許更新と保育士資格取得のために、夏休み中ずっと机に向かって勉強したことや、スクーリングで2日間、専門学校で仲間と共に実習を受けたことも付け加えました。丁度、この講演依頼を受けたことと重なり、生涯学習の大切さを自分も理解できたこと、年齢に関係なく一生懸命取り組むことが誰かの役に立つ、それを自分の生きがいとしたいと結びました。

 

講演終了後、受講生の皆さんから「元気をもらいました。」と発表していただき、少しでもお役に立てたことが喜びです。議員インターンシップの学生も一緒に参加し、中部大学の学食で昼食をとり、学生時代を懐かしく思い出しました。ご縁をいただいた私以上にパワフルな羽後先生、CAACカレッジ長の寺澤先生、優秀な女性の皆様をお手本に私も頑張っていきたいと思います。